音符で学ぶ 模範演奏CD付
著・演奏 :朱鷺 たたら |
五線譜の楽譜で和楽器の篠笛を楽しもう!!
近年の日本音楽ブームで、たくさんある笛の中でも、最も多く使われているのが、祭り囃子などに使われる篠笛です。篠笛は、笛の中で古典調、お囃子調と呼ばれ、現在は西洋音楽の平均律をとり入れた音階が演奏できる、唄用といわれる篠笛が圧倒的に多く使用されています。また形態は一様ではなく、指穴も、4、6、7穴などたくさんの種類があり、管の長さもいろいろありますが、その中から、本書では、音域、長さなど初心者に最適な唄用6本調子(Bエ管)を使って進めていきます。 古来から、日本人に親しまれてきた横笛は、日本各地での祭りや盆踊りなどで使われ、独自の伝統芸能として育まれてきましたが、五線譜による教本は必要です。 笛、尺八、琴、三味線、和太鼓など、日本音楽の楽器の伝承は、ほとんど口伝えで行われてきました。それを五線譜にすることで、他の楽器とのアンサンブルも容易になります。また、添付の模範演奏CDは、独習者の練習に役立ちます。 また、五線譜で学ぶことは、リコーダーやフルートなど西洋の楽器とのアンサンブルへと展開でき、学校音楽へも導入できます。またリコーダーや、フルート奏者が、持ち替えで演奏することも容易にできます。 練 習 曲 |
朱鷺 たたら |
篠笛、能管 / 京都生まれ。 同志社大学哲学および倫理学専攻卒業。篠笛を鯉沼廣行氏に、能管を一噌幸弘氏に師事。 1997年5月、兵庫県白毫寺で初リサイタルを開催。1997〜98年にかけてNHK Hi-Vision作品、創作舞踊「蜘蛛」の音楽で能管を担当する(管野由弘作曲・池畑慎之介他出演、'98年10月放送)。1998年、シャンパンで名高いモエ・シャンドン社の「ドン・ペリニオン&日本懐石の饗宴」に招かれ、フランス・シャンパーニュ地方の迎賓館にて演奏し好評を博す。2000年6月、NHK教育TV「今夜もあなたのパートナー」に出演。2003年、NHK大河ドラマの東北をテーマにした作品の公開録画コンサートに出演。仙台フィル(指揮:外山雄三)と共演。 |
||
現在、能管と篠笛による自身の曲をコントラバスやギターなどの西洋楽器、琴や太鼓などの和楽器と共演する他、ターン・テーブルや岩下徹(舞踏家・山海塾メンバー)などと共演。ジャンルを超えた、新しくオリジナリティ溢れた奏法を確立し、各方面から高い評価を得ている。まるで時代が遡ったような、どこか懐かしく、魂に響く竹笛の調べを現代の人びとの心にどう響かせるかをテーマに、精力的にチャレンジし続けている。 今後、最も活躍が期待されているアーティストの1人である。 大久保宙とは、2002年RANBOOで共演後、ソロ・コンサートにゲスト出演などで数多く参加、2004年にはDUOコンサートも行った。同年、大久保宙ソロCD「BUMBA」(HCO MUSIC)にフューチャリング・アーティストとして参加。 オリジナル作品集
|